師にあらざれど走る小人
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作成日時 : 2005/12/13 23:58
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巷では「貧乏暇なし」などと申しますが、私は今年の暮れは殺人的な忙しさであります。工場の仕事に加えて、いつしかライターの仕事が増えていて、昼間は連日の取材。さらに、撮影の立ち合いを済ませてから大学で調べ物。それからさまざまな書類も作らなくてはなりません。請求書やら経費の精算書も作って送らないと、いただけるお金も入ってまいりません。本当に、若い愛人よりも有能な助手かアシスタントが欲しい今日この頃であります。
さりとて、アシスタントを雇う余裕など当然ない私は、せっせと怠惰な身に鞭打ちつつ労働に明け暮れる次第であります。
こんな時、妖精さんなどがいてくれて、夜のうちに仕事をやっておいてくれたらいいなあなどと、子供たちとアニメ『ミルモでポン』などを観ながら思います。
妖精といえば、近世ヨーロッパの魔術関係の資料などを読むと、妖精や悪魔などを呼び出して、いろいろと仕事をさせる術の類がたくさん出てきます。ただし、資料によれば、そうした悪魔たちというのはくだらない理由で働かせられるのを非常に嫌うそうです。たとえば、私利私欲のためや暇つぶし、たいした必要性もない理由で悪魔たちをこき使うと、必ずやその報いが下されるそうです。もちろん、私のような怠惰な者には、どんなに頼んでも手伝ってくれる悪魔や妖精などいないでしょう。
なぜ12月を「師走」というのか。まったく興味はありません。というより、世間では自分勝手な解釈がとても多すぎる。その多くは、センスもウィットも感じられない、自己満足的なものばかり。ただでさえ忙しいのに、うんざりします。
そんな折、知り合いのジャーナリストのM氏から電話。「お世話になったので、著書を進呈したい」との申し出。歓喜と感謝。ちなみに、私は数枚の書類を作るお手伝いをした程度で、たいしたことはしていない。ジャーナリストとして実力ある人は、人格においても誠実である。むしろ、いくら名が売れていても、くだらない者はすぐにぼろが出る。M氏をはじめとして、ジャーナリストに必要なものは誠意と熱意であることを、今年になって多く学んだ。感謝すべきは私のほうである。
先月から、本ブログの更新が怠慢を極めている。反省すべきは言うまでもない。小人は師などではないのだが、あまりに「走り」が足りなすぎる。

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